投資の海図かいず

30日カリキュラム / Week 1・土台

Day 6:自分の家計を知る(生活防衛資金)

今日のひとこと

ここまでお疲れさまでした。今日はWeek 1の総仕上げです。派手さはありませんが、投資の成否を一番左右する回かもしれません。プロでもアマでも、ここを飛ばした人から退場していきます。テーマは「自分の足元を固める」です。

今日のねらい

お金を「使う予定のお金 / 守るお金 / 増やしてもよいお金」の3つに分ける考え方を持つこと。

投資は、土台ができてから

投資は、家でいえば3階の部屋です。1階(家計の把握)と2階(守りのお金)がないまま3階を建てると、崩れます。順番はこうです。

① 使う予定のお金(近い将来に出ていく)

家賃、生活費、税金、数年内の予定(引っ越し・学費・結婚・車)。これは投資に回しません。値動きで減ったら、予定が狂います。

② 生活防衛資金(守りの現金)

病気、失業、家電の故障など、もしもの時のための現金です。投資せず、すぐ引き出せる形で置いておきます。目安はよく「生活費の3〜6か月分」(会社員)、「半年〜1年分」(自営業など収入が不安定な人)と言われます。これは絶対の数字ではなく、自分が安心して眠れる額が正解です。

③ 増やしてもよいお金(余裕資金)

①②を確保した上で、当面使う予定がなく、最悪なくなっても生活が壊れないお金です。投資に向くのは、ここだけです。

投資は、余裕資金で、長く置けるお金で。このルールを守るだけで、暴落が来ても「使う予定のお金」は無事です。だから冷静でいられます。逆にここを破ると、下がった一番悪いタイミングで売る羽目になります。

「いくら投資するか」より「いくら守るか」

初心者ほど「いくら儲かるか」に目が行きますが、ベテランほど「いくらまでなら無くなっても平気か」から考えます。守りの線引きが、攻めの余裕を生みます。

公式ソースで確かめる

詐欺レーダー

家計の土台を壊しにくる勧誘は、はっきり言って「人生を壊す系」です。最も警戒すべき言葉を挙げます。

まともな投資の案内は、「余裕資金で」「生活を壊さない範囲で」と必ず言います。それを言わず、手持ち以上のお金を出させようとするのは、相手があなたの資金を狙っているサインです。とくに「借金して投資」は、詐欺でなくても破滅への近道です。

守るお金にまで手を伸ばさせる時点で、それは「あなたのための話」ではありません。

今日の一歩(1つだけ)

ざっくりでいいので、「毎月の収入 − 毎月の支出 = 余り」がだいたいいくらか、把握してください。正確な家計簿は要りません。「月に数万円は残ってるかな」「今はほぼトントンだな」。その感覚だけで十分です。

これが、いつか投資に回せる“余裕資金”の入口になります。

つまずきやすいポイント

明日はWeek 1のふりかえり。学んだ土台を「うまい話チェックリスト」一枚にまとめて、いつでも詐欺をかわせる状態にします。